何もしていない時に便器内の水が動いているのは変?

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最近の日本のトイレは水洗式で奇麗です。一昔前の汲み取り式便所、いわゆるボットン便所は田舎の方へ行ってもかなり珍しいのではないでしょうか。

このボットン便所、臭いもさることながら子供心にも下にあいた穴に落ちてしまうんじゃないかと怖かった記憶があります。怪談話でも夜中にトイレへ行くと下から手が出てきて・・・等という話があって、子ども達は怖くて一人でトイレへ行かれないということもよく聞く話でした。ボットン便所が臭うのは下の汲み取り槽との間に臭いを防ぐふたがないためで、このふたの役割をしているのが水洗トイレでは水になっています。

水の張ってない水洗トイレというのはまず見ないと思われますが、この貯めてある水のおかげで臭いが部屋の中へあがってきません。封水トラップと言うそうです。水洗トイレも色々な種類があるわけですが、一様に言えるのが、この貯めてある水が使用している時以外に動いているのを見たことのある人はあまりいないのではないかということです。いつもは静かな水面をたたえているこの封水トラップの水ですが、何もしていないのに動くことはあるそうです。いつもは動かない物が動いているとびっくりしてしまいますが、これは下水管の負圧からおきる現象で時々あることのようです。ただし、あまり続いたりひどくなったりすると封水トラップの水がなくなることがあるため要注意なのだそうです。